この記事の対象となる方
- プログラミングの経験は全くない
- 業務でマクロは必須のスキルではない
- Excel はあまり得意ではない
Excel は初心者レベルだけど、マクロを使えるようになりたいという方向けの記事です。独学で簡単なマクロを使用できるようになるための学習方法を紹介します。
マクロの学習を始める前に
マクロの学習を始める前に覚えておいてもらいたいことが2点あります。
マクロがベストな選択肢とは限らない
マクロを使用せずに、他の機能を組み合わせることで同等の成果を得られる場合もあります。
マクロは優れた機能ですが、【マクロ至上主義】のような考え方は業務効率化の妨げになる可能性があります。
『時間をかけた割に、あまり効果がなかった・・・』
ということにならないように、ある程度操作に慣れてきたら、他に選択肢がないか調べる習慣をつけることをオススメします。
自分が理解できないコードを使用しない
ネット上には、様々なマクロのコードが公開されています。これらをコピーして使用することもあると思いますが、『どのような処理をしているのか全くわからない』という場合は、そのコードを使用しないことを強くオススメします。
理由はエラーやバグの発生時に、対応できなくなる可能性があるためです。マクロは、自分が理解できるレベルのコードを使用しましょう。
マクロの学習を始めるタイミング
日々の業務の中で『もし、マクロが使えたら・・・』と思ったことはありませんか?
あなたが『マクロを使えるようになりたい』と思った時が、マクロの学習を始める絶好のタイミングです。
『この部分をマクロで処理できるようになりたい』というような明確な目的を持っている方は、ぜひスタートして下さい。習得するまでに必要な時間が大幅に短縮されるはずです。
オススメの学習順序
マクロを効率良く習得するには、学習する順序が重要です。
- フローチャートの作成方法
- マクロの仕様
- マクロ(Excel VBA)の文法
この順番で学習するのが、オススメです。
フローチャートの作成方法
基本的なフローチャートの作成方法を習得します。
一連の処理の流れを具体的にイメージできるようになればOKです。
フローチャートとは
一連の処理の流れ表す図です。
各処理を図形に置き換え、その図形同士を矢印で結びます。図にまとめることで、一連の流れが理解しやすくなります。
参考となる記事
■ 一つ一つの操作を文章に変換するなら・・・
■ 条件分岐の操作を文章に変換するなら・・・
■ 繰り返しの操作を文章に変換するなら・・・
■ 一つ一つの操作をフローチャートに変換するなら・・・
マクロの仕様
最低限覚えておきたい、マクロを使用するためのルールを習得します。
次の3点が理解できればOKです。
- マクロを実行するまでの基本的な手順
- マクロを記述する場所
- デバッグの基本的な手順
マクロ(VBA)の文法
マクロを動作させるための命令文の記述方法を習得します。
作成したフローチャートを参考に、必要な項目をピックアップしましょう。