Ver 6.3
CEILING.MATH 関数とは
数値を挟む基準値の倍数のうち、大きい方の値を返す関数です。
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使用例
=CEILING.MATH(B2,3,1)
『3.1』を『3』の倍数で『切り上げ』るため、『6』を返します。
CEILING.MATH 関数が返す戻り値とは・・・
【数値】に『3.1』を入力し、
【基準値】に『3』を入力すると・・・
『3』を返すと思った方、ガッガリしないで下さい。
落ち着いて考えれば、『6』を返す理由がわかります。
まずは・・・
CEILING.MATH 関数は、数値を『切り上げる』
と覚えましょう。
CEILING.MATH 関数は、数値を『切り上げる』というイメージを持つことが重要です。
再度、確認してみましょう。
『3.1』と入力した数値を『3.0』に変換する。
おかしな点に気が付きましたか?
『3.1』を『3.0』に変換したら、『切り捨て』ていることになります。
『切り上げ』を行うなら、入力した値より小さな数値は返ってこないはずです。
『6』を返す理由は、『3.1』を『切り上げ』るためです。
【基準値】に『1』を入力すると・・・
【数値】に入力した小数を『切り上げ』て、整数に変換することができます。
【モード】に入力する値は・・・
CEILING.MATH 関数は、数値を『切り上げ』る関数だと説明しました。
しかし、【数値】に負(マイナス)の数値を入力した場合は、『切り上げ』るか、『切り下げ』るかを選択することができます。
『切り上げる』処理を行うなら・・・
【モード】に『0』を入力すると・・・
負(マイナス)の【数値】を『切り上げ』ます。
『切り下げる』処理を行うなら・・・
【モード】に『0以外』の数値を入力すると・・・
負(マイナス)の【数値】を『切り下げ』ます。
設定する項目
【数値】
数値を入力します。
【基準値】
数値を入力します。
【基準値】に入力した数値の倍数に『切り上げ』ます。
省略した場合は、『1』を設定したものとみなします。
【モード】
数値を入力します。
【数値】に負(マイナス)の数値を入力した場合に、返される戻り値が変化します。
『0』を入力すると『切り上げ』、
『0以外の数値』を入力すると、『切り下げ』ます。
省略した場合は、『0』を設定したものとみなします。