ISBLANK 関数 (LibreOffice Calc)

Ver 6.1

ISBLANK 関数とは

セルが空白であるかを論理値で返す関数です。分類項目は【情報】になります。

使用例

セルが空白か調べる。

実行結果

実行結果

セルA2に、セルA1が空白ではないことが表示されます。

入力する数式

=ISBLANK(A1)
入力する数式

(1) 引数【値】に該当する部分です。セルを指定します。

事前準備

  • セルA1に半角スペースを1回入力

ISBLANK 関数の入力

関数ウィザードの表示

(1) セルA2に移動して下さい。

(2) 【Ctrl】キーを押しながら【F2】キーを押して下さい。
関数ウィザードが開きます。

関数ウィザードの表示

・(4)の時点での画像です。

(3) 検索入力欄に【isblank】と入力して下さい。

(4) 関数一覧から【ISBLANK】をクリックして下さい。

(5) 【次へ】をクリックして下さい。

引数値の入力

引数値の入力

・(6)の時点での画像です。

(6) 値入力欄をクリックしてから、セルA1をクリックして下さい。

(7) 【OK】をクリックして下さい。

備考

空白セルとは

関数ウィザードの説明によると、ISBLANK 関数は【空白セル】を参照している場合にTRUEを返すことになっていますが、【空白セル】は、次の2つを指していると思われます。

  • 値が入力されていないセル
  • 空白文字(“”)をコピーし、値貼り付けを行ったセル

値が入力されていないセル

値が入力されていないセル

文字通り値が全く入力されていないセルは、戻り値TRUEを返します。

空白文字(“”)をコピーし、値貼り付けを行ったセル

空白文字をコピーし、値貼り付けを行ったセル_2

別セルに入力した空白文字をコピーし、値貼り付けを行ったセルも戻り値TRUEを返します。

???となった方もいると思うので、操作手順を説明します。

(1) セルB1に【=””】と入力して下さい。

・”と”の間にスペースを入れないように注意して下さい。

(2) セルB1に移動し、【Ctrl】キーを押しながら【C】キーを押して下さい。
セルB1の値がコピーされます。

(3) セルB2に移動し、【Ctrl】キーを押しながら【Shift】キーと【V】キーを押して下さい。
形式を選択して貼り付けの画面が表示されます。

空白文字をコピーし、値貼り付けを行ったセル

(4) 【値のみ】(赤線で囲まれた部分)をクリックして下さい。
セルB1の値のみをセルB2に貼り付けます。

(5) 【Esc】キーを押して下さい。
コピーモード(セルB1を回っている点線)が解除されます。

同じ操作をExcelで行うと戻り値はFALSEを返します。

・2019年9月11日に、Excel2010で確認した結果です。

調査内容

【空白セル】の定義を調べるため、簡単な調査を行いました。

引数に指定したセルに、値を入力した場合の戻り値についての調査結果です。

引数 戻り値
半角スペースを入力した場合 FALSE
全角スペースを入力した場合 FALSE
空白文字(“”)を入力した場合
(“と”の間にスペースを入力しない)
FALSE
空白文字(” “)を入力した場合
(“と”の間に半角スペースを入力)
FALSE
空白文字(“ ”)を入力した場合
(“と”の間に全角スペースを入力)
FALSE

引数に指定したセルに、コピーした値を貼り付けた(値のみ)場合の戻り値についての調査結果です。

引数 戻り値
半角スペースをコピーし、値のみを貼り付けた場合 FALSE
全角スペースをコピーし、値のみを貼り付けた場合 FALSE
空白文字(“”)をコピーし、値のみを貼り付けた場合
(“と”の間にスペースを入力しない)
TRUE
空白文字(” “)をコピーし、値のみを貼り付けた場合
(“と”の間に半角スペースを入力)
FALSE
空白文字(“ ”)をコピーし、値のみを貼り付けた場合
(“と”の間に全角スペースを入力)
FALSE
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