Ver 6.3
IF 関数で値に応じたランクを返すには
値を降順または昇順で区切ることで、値に応じたランクを表示することが可能です。
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降順での考え方
値を大きい順に区切る考え方です。
高いランクから低いランクに向かうイメージです。
使用例
=IF(B2>79,"A",IF(B2>59,"B","C"))
セルB2に入力した値に応じたランクをセルC2に表示する。
- 100 ~ 80 →『A』
- 79 ~ 60 →『B』
- 59 ~ 0 →『C』
『60 ~ 79』の間である『77』を入力したため、『B』を返します。
処理の流れ
『A』→『B』の順に区切り、どちらにも該当しない場合を『C』と判定します。
条件式には次の2つを指定します。
- 値が79を超える。(または、値が80以上である。)
- 値が59を超える。(または、値が60以上である。)
最初に、値が『100 ~ 80』の間であるかを判定する。
成立する場合は・・・
入力された値は100 ~ 80の間であるため、『A』を返す。
成立しない場合は・・・
入力された値は79 ~ 0の間であるため、『B』または『C』。
この時点では、『B』か『C』かを判定できない。
次に、値が『79 ~ 60』の間であるかを判定する。
成立する場合は・・・
入力された値は79 ~ 60の間であるため、『B』を返す。
成立しない場合は・・・
入力された値は59 ~ 0の間であるため、『C』を返す。
昇順での考え方
値を小さい順に区切る考え方です。
低いランクから高いランクに向かうイメージです。
使用例
=IF(B2<60,"C",IF(B2<80,"B","A"))
セルB2に入力した値に応じたランクをセルC2に表示する。
- 100 ~ 80 →『A』
- 79 ~ 60 →『B』
- 59 ~ 0 →『C』
『79 ~ 60』の間の『77』を入力したため、『B』を返します。
処理の流れ
『C』→『B』の順に区切り、どちらにも該当しない場合を『A』と判定します。
条件式には次の2つを指定します。
- 値が60未満である。(または、値が59以下である。)
- 値が80未満である。(または、値が79以下である。)
最初に、値が『0 ~ 59』の間であるかを判定する。
成立する場合は・・・
入力された値は0 ~ 59の間であるため、『C』を返す。
成立しない場合は・・・
入力された値は60 ~ 100の間であるため、『B』または『A』。
この時点では、『B』か『A』を判定できない。
次に、値が『60 ~ 79』の間であるかを判定する。
成立する場合は・・・
入力された値は60 ~ 79の間であるため、『B』を返す。
成立しない場合は・・・
入力された値は80 ~ 100の間であるため、『A』を返す。